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うわあああ、リーヤまにあわねえええ。
いや、17でなくてもいいんだが、17以降になると多分まだあるしーってだらける気がするんだ。
方向性が決まらず右往左往してたけど、とりあえず姉妹お揃いっぽいの!ということで。
時間がないから一気に仕上げるぞ!とここで宣言しておかないと失速する。なんという意思の弱さ。

合間を見てプロフ頁を整理しはじめました。
相関とか、撤退の方もいらっしゃるのですが、登録期間が過ぎるまではそのままにしておこうと思います。
ザリ先生もマジド君も撤退とか。なぜエイリの相関さんに限って皆撤退していくの!(笑)
相関相手様が少ない事もありますが。もうちょっとエイリで積極的に動くべきだったなぁ。
マジド君は相関が腐れ縁だったのもあり、いつかまたどこかで会えると思います。そして後1センチの所まで行くのに追い越せない背に怒るんだろうな。なんて理不尽な。
ザリ先生は異国へ行かれるという事なので会うのは困難かな…いやいや、いつか山でも海でも越えて会いに行っちゃうよ。
それくらいはする子です。
他にもお別れになる相関者さんがいらっしゃるので寂しいですね。
でも中の方残ってくだされば!!と期待しています。一度撤退してしまっても戻ってくる事は可能ですし。
皆さんいつでもお帰りください、お待ちしてます!

それは何時もの光景。
銀の長い髪が翻る先に黒い頭が突っ込んでいく。
「エイリユウラ様も姉様も飽きませんねぇ~」
傍に座ったラナーシャがなんと無しにそれを眺めながら呟く。
二人の朝の日課なのだが、毎日毎日、同じ事を繰り返しているように見える。
二人からすると、多少なりとも「進歩している」ようなのだが、運動、特に戦闘や訓練と言った事に疎いラナーシャにはどこがどう変わったのかさっぱりなのだった。
最近エイリは身長も伸びてきて、アイリーヤをいつの間にやら追い越し、気がつけばラナーシャと並んでしまっていた。
生まれた頃から成長を見続けているラナーシャはそれを喜ばしく思うのだが、成長という概念の存在しないタイプであるアイリーヤは、少し複雑らしい。
一日二日で急に手足の長さは変わらないが、常に長さを測って間合いを読み、記憶していた間合いを書き換える。
まだまだ教え子に負けるわけにはいかないのだが面倒だと、姉が先日ぼやいていた。
姉様面倒くさがりなのに負けず嫌いだからなぁ…そう心中で呟いた視線の先で、見事に打ち込んだ腕を絡め取られたエイリが宙を舞った。

「綺麗に回りましたねぇ」
背中から地面に落ちたエイリの埃をぱたぱたと払ってやる。
「大振りは辞めた方がいいぞ、エイリ。それに護衛じゃないんだ、こっちから打って出る必要がない」
「だって、リーヤからは打ってこないじゃないか。どうやっ突破口を開けっていうんだよ」
ふむ、とアイリーヤは頷く。
「私が教えているこれは、確かに相手が打って来なければ始まらん。逆に言えば、自分から打って出たら負けると言う事だ。
忘れるな。お前は戦闘を職とする者ではない。最低限自分の身を守れればそれでいいんだ。
打って出ようと思うな。相手を倒そうと思うな。それは次の段階だ。
相手が打ってこなければ来るまで待て。それが一日先だろうが、一年先だろうが、打ってこられるまではこちらは何もしてはならない。
とはいえ、訓練にならんのは確かにそうかもしれんな」
さて、どうしたものか。思案するアイリーヤは段々自分の世界に没頭してしまう。こうなると、外部からどれだけ呼びかけても無駄というものだ。
それを知っているエイリとラナーシャは、アイリーヤを置いて話題を早々に切り替えた。

「もうそろそろ新しい隊商の募集が始まる頃ですよねぇ」
「この街見通し悪いし、ちょっと匂い強すぎない? 一つ一つは確かにいい香りなんだろうけど、こうも一斉に漂ってくるのは勘弁してほしいよ。早く出発したい」
全体的に感覚の鈍いラナーシャとは逆に、感覚の鋭いエイリには少しきつかったようだ。
「エイリユウラ様は、別の隊商に移る事は考えていらっしゃらないんですか? この街からでしたらご両親のいる所への隊商もあるかもしれませんよ」
親元を離れてそろそろ一年。毎日が楽しくて忙しくて、そんなに経ったかなとエイリ自身驚いた。
「あー…リトスの様子は見たいような気がするけど、いいや。まだ父さんは飽きるまで帰ってこなくていいって言ってたし。僕はまだ飽きてない。
後ニ三年もしたら一回帰ろうかなぁとは思うけどね」
「三年もしたらリトス様も七歳ですねぇ。それも楽しみにできていいかもしれません」
いつもエイリの後ろを付いて回ろうとした妹の姿を思い出して、ラナーシャが笑う。
「という事はお前達はそのまま次の隊商に移動という事でいいのか?」
いつの間に思考の世界から帰ってきたのか。突然アイリーヤが話題に加わった。
「そのつもりだけど。やっと慣れてきたって感じもあるし。まあ多少の人の入れ替わりがあるにしても、今から別の隊商探すよりも現実的だろ」
「姉様はどうされます? 星泉の街にお帰りになられるのですか?」
妹の問いに頭を振る。
「いや、私ももう少しお前達と一緒にいる事にした。少し…気になる事もあるからな」
はあ、と気の抜けた返事をしたラナーシャをちらりと見て、アイリーヤはエイリに少し残れと合図した。

「で、ラナを外した理由って何?」
「うん、大した事ではないんだが、あの子がいると良くない方向に転がりそうな気がしたんでな」
友人達と約束があるからとラナーシャが立ち去った後、二人は宿へと歩いていた。
「それっておおっぴらにこの辺で話しても平気な事?」
「問題ない。ラナーシャに聞かれなければな」
そういうから、エイリはそのまま歩き続けていたのだけれど、アイリーヤは一向に話す気配がなかった。
そしてやっと宿が見えてきたその場所で、唐突に立ち止まった。
「少し面倒が起こる可能性がある。何かあの子に変わったことがあったら連絡してくれ」
それを聞いてエイリは心底嫌そうに顔をしかめた。
「ラナ絡みっていつもとっても面倒なんだよね…今度は何やらかすんだよ」
釣られてアイリーヤも渋い顔になる。
「別にラナは好きで問題起こしてるわけじゃないぞ。問題の方が寄ってくるんだ」
せめて誘拐未遂とか、可愛い範囲で済めばいい。顔を見合わせた二人は、諦めのため息をついた。
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